Twitterの経営改善(? ハンドリング?)に時間を割いているイーロン・マスク。
今や公平な言論プラットフォームではなく、急カーブを切る一個人(「独裁者」)によって支配されている(という風に見える)ことが、民主党を中心にTwitter離れが加速しており、広告主も激減している状況。
果たしてTwitterは生き延びることができるのだろうか・・・
それよりも、同氏にとってより深刻なのが
Teslaの株価・・・
Galloway先生の予測は
時価総額は6千億ドル→3千億ドルに半減するだろう 今後6-12ヶ月の間に
というものです。
Twitter離れに起因するTesla離れが起こる。
その間に、BMW、メルセデス、レンジローバー等「本物のクルマを売っている」プレミアムブランドから続々とEVが投入されてくると、Teslaの相対的優位性が危うくなってくる。
アッパー層にとって、所有するクルマは究極の自己表現のひとつである。
プレミアム価格を支払って、何かを誰かに伝えたい・・・
そういう事に拘らない実質主義の人は基本的にToyotaを買うのである。
今までは上記のようなイメージであったが、今後はテスラを購入する/運転する人は
「あなたったら イーロンマスク派なのね」
という風に見られることになる。
それに加えて、今後はBMもローバーもEV選択肢をユーザーに提供していく。これらが高所得者層のテスラ離れを加速する要因だ。
今後の決算でも売上・出荷台数ともに最高を記録するだろうが、それでも株価は下がっていくだろう。
”前例”としては、Netflixが格好の参考例だ。2010年ごろから、同社のビジネスモデルは輝いていた。既存勢力(映画スタジオ)がデジタル化の対応に遅れを取るなか、独走体制を築くことができた。ほぼ10年間、競合なし。
しかし、いまはどうか?Disneyはじめ、スタジオが気合を入れてきている。AmazonPrimeビデオもある。選択肢があふれかえる。
両者の株の下げっぷりに比べれば、ダウ平均なんてほぼ無風と言えます。